謎のケアマネ試験
以前聴いたことでことで、現在はどうなっているか
わからないことですが、
ケアマネ試験を受験した職員さんとお話ししていた時のことです。
「昔と違って今はね~、介護用品の通信販売では、介護保険の購入は適用されないんですよ」
「え~そうなんですか?」
「介護保険で介護用品を購入するときは、ケアマネの意見書が必要に
なったので、ウチは介護保険は取り扱わないんですよ」
「へー、ケアマネが意見書書くんですか?試験問題集にも出てきませんよ、
初耳ですそれ~」
ちょっと、ちょっと (; ・`д・´)
なんですか、それ。
ケアマネは介護保険の制度について知らんのですか。
と、いうか、試験問題を作成している側が、いかに介護用品について意識が薄いか
如実に表しているというか、試験問題集にも出てないってちょっと悲しい。
そんなに介護用品の事、無視しなくても。
だからではないかと思うのですが、時々
「合わない介護用品を勧められる」
という相談を受ける場合があります。
(介護保険のレンタル、及び購入は当店では取り扱わないのですが)
ご家族はこちらの介護用品の方が、「お年寄りに合う」と
思っているのだけれど、
レンタル業者がやってきて「あれがいいですよ」と決めてしまう。
ケアマネも、相談に乗ってくれない。
たぶん、業者さんは自社に都合の良い製品をご家族にレンタル、又は購入させているし
ケアマネさんは、業者に丸投げ状態、なんじゃないかと思われる例です。
この、ケアマネさんの介護用品に対する関心の薄さは、
試験問題に介護用品の購入・レンタルについての項目がないのも一因ではないでしょうか。
他社の介護用品より、ケアプラン作成時に、自社のヘルパー等のサービスを使わせることに意識が行ってしまっているのだと思います。
ヘルパーも必要ですが、介護用品を使って自律的な生活を訓練することにも
目を向けていただけるとありがたいです。
歳を経ると、体が回復しない、もうダメ、無理、とか思いすぎなんじゃないかなあ。
「~してあげる」より時間がかかるけど「自力でできる体験」を繰り返してもらった方が、ずっと福祉だと思う。
話がそれましたが、ケアマネ試験では最低限、介護用品の購入・レンタルには
ケアマネの意見書が必要なことくらい取り上げていただきたいと思うのです。
その辺のホームセンターや雑貨屋で介護用品を購入しても介護保険は適用されないとかね。
※ホームセンター等が事業者登録をしている場合を除く
そしてケアマネさんだけでなく、ヘルパーさんにも、福祉関係者の方にも
もっと介護用品のことを知ってほしい。
自分の体ばかり酷使しないで
便利な道具でもっと楽、しましょうよ。