春が来た
3月末です。
もう春ですね。
介護用品の総合カタログも新しいのが出て、新しい年度の始まりを感じます。
3月は年度末という事情もあって、高齢者施設も出費がかさむ時期です。
新たな人、新たな設備投資、新たな消耗品(防水シーツやエプロンなど)etc.
今年思ったのは、
「長期にわたる投資としての設備」
でした。
例えばセンサーマット一つにしても、思わず
「えっいいんですか?」
というような価格のコードレスマットのご購入があったり。
新設の施設では、
「これは大げさでしょう。今の段階では、まだ必要ない設備ですよね」
と思うことがありました。
でも、これでいいんです。
私も業者なので、「安いものください」と言われることに慣れすぎているから
そう思うのです。
よいものを設備することで、だれが一番得をするのかを考えればわかります。
今、日本全国で、募集をかけてもなかなか職員が集まらない現状では、「質の高い道具」でカバーすることも重要です。
職員の負担を減らし、長期にわたって勤務してもらうには経営側のこうした面の尽力も必要になってきたのかな、とも思います。
介護は人海戦術だけではカバーしきれないです。
道具を上手に利用してもらえると、私もうれしくなります。
また、質の良い道具の使い勝手の良いこと!
センサーマットがコードレスなだけで、使い方の幅がかなり広くなることが今回わかって、「これは役に立つ!いいもの売ったな」と私自身も確信が持てたのが更にうれしいです。
ここ数年、当店のお客様も世代交代があり、老朽化した施設を20年後30年後どうしよう、といった長期計画の視点で、建て直しをされたり、増設を行ったり介護用品の作新を行ったりという流れがあるような気がいたします。
「安い」のが悪いわけではないのですが、本当に長く使いたかったら、新たな技術を導入したり、徐々に器具を作新してゆく必要があるなあ、と感じさせられる今年の3月でした。
こちらは、新年度を前に、キラキラした空気のお客様を見ているだけで
楽しく感じます。
春だなあ。